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三樂だよりmagazine

2019年9月 バルセロナの街歩き

レポート 2020.01.13

初めてのスペインは、休日のカタルーニャ地方のバルセロナから始まりました。

午後ホテルに着くなり、早速「ガウディ建築」を中心に街をぶらぶら散策しました。
「サグラダ・ファミリア聖堂」が有名ですが、その他にもガウディさんの作品は沢山あるんですね。
まるで京都神社仏閣の「小堀遠州」のようです。

いくつかの大きな通りには、日本では見かけない大きな「街路樹」が印象的でした。
特に「プラタナス」は「バルセロナの木」なのでしょうか?
歩道の模様がプラタナスの葉っぱを模していました。

観光に夢中になり昼食のタイミングを外したので「バル」で休憩。また夕食は、緑に囲まれた通りのレストラン屋外で地元スペイン料理を堪能しました。

翌日はランブラス通りから旧市内を廻りました。
観光名所がそこかしこです。
カテドラル(大聖堂)を中心に多くの中世の建造物とそれらを繋ぐ細く狭い路地は、中世に迷い込んでしまったようです。
たまたま日曜日のお昼時、カテドラル(大聖堂)で行われている「サルダーナ」というカタルーニャ民族の踊りを見ることができました。楽団の音楽の音色とともに記憶の残る場面を動画で取りました。

最後にバレンシア方面に向かう途中のタラゴナ付近の高速道路パーキングから歩いて行ける世界遺産「ラスファレラス水道橋」にも立ち寄ることができました。
いつの世も「水」は大事ですね。
これが紀元前1世紀に作られていたなんて、いかに高度な技術と知識を身につけていたかが想像できます。

翌日はバレンシア手前の「カステリョン・デ・ラ・プラナ」と言う町にあるタイル工場に行きます。

バルセロナの街路樹

プラタナス

マツ(多くの種類のマツがありました)

ランブラス通りのプラタナス

プラタナスの葉を模した歩道

胡椒の木(しなやかな葉が特徴的です)

ナツメヤシ

タイサンボクのような花と実?

ガウディ建築

「カサ・アマトリェール」と「カサ・パトリョ」

真ん中2つの建物です

向かって左が「カサ・アマトリェール」
右が「カサ・パトリョ」バルコニーは仮面のよう

屋根(細かいところまで凝っています)

外観のみ見ただけですが、彼が遺した世界遺産のうちでも特に評価の高い建築物のひとつです

グエル邸

頑強な面構えの「グエル邸」 最大の見どころは屋上にある20本の煙突オブジェです

サグラダ・ファミリア

修復完了側

修復中(だいぶ進んでいます)

300年掛かるといわれた未完の建築が2026年頃の完成予定。
3DプリンターやCNC(コンピューター制御)の石材加工機といった先端ITが駆けされているようです。

バロック地区旧市街の散歩

芸術的(コテコテ)な街路灯
こちらは「ペラ・ファルケス」という建築家の作品

地下鉄改札口(現在11路線あり移動に便利です)

地下鉄を出てすぐに「コロンブスの塔」
エレベーターで展望台まで行くと360度眺望で出来ます

ヨットハーバーの桟橋。
ここを渡ると「ワールドトレードセンター」(ショッピングモール)

細い路地の建物外壁面

カテドラル(大聖堂)前の白黒石畳

市庁舎
たなびく国旗が美しい(左からバルセロナ市、スペイン国旗、カタルーニャ州旗)

ゴシック地区旧市内、建物を繋ぐサン・ジャウマ広場からカテドラルへ抜ける路地・中世の貴族や大商人の邸宅が並ぶ通り

路上のミュージシャンの音色も楽器も演奏者も美しい!

幾度となく侵略者の抑圧に耐えたカタルーニャ人団結の象徴

高速道路のパーキングから歩いて行けるタラゴナの「ラスファレラス水道橋」

「ラスファレラス水道橋」はフランコリ川からタラゴナまで水を供給するためにローマ時代に造られた水道橋です。
『タラゴナの考古遺産群』として世界遺産に登録されています。

別名『悪魔の橋」
当時の橋を作る技術では考えられないほど短い期間で建設され「これは悪魔の仕業に違いない」と言われたことから付いた異名です

橋の上のこの部分を歩いて渡ります。すれ違い注意!

橋の礎です

高速道路からの景色
緑の樹木と白い石灰岩層の山肌

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文章・写真: 三樂編集部