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三樂文庫

走れメロス

2022.08.16

名作を読み返してみる。

3年前に文庫本を購入した理由は、その時、太宰治の生家がある青森県五所川原市で行われるマラソン大会参加のため、

少しでも、太宰と地元のお近づきになりたいが為でした。

その名も「走れメロスマラソン」…

あいにくコロナ感染拡大の状況につき中止。

太宰治生誕100年を記念して始まったこの大会は、この後大会は、終了のお知らせが届きました。

残念…

万が一、気が変わって再度開催していただければ是非参加しますし、五所川原市、青森県をぐるぐる

観光したいと思います。市政を担う皆様、是非再考を願います。

 

ところで、タイトルの作品の他に8つの作品が収められている。

8編の最後の2作、

「帰去来」と「故郷」には、故郷(青森県北津軽郡金木村)の様子が描かれている。

戦時中という時代背景の中で、修治や、登場人物(長兄、英治さん、妻、北さん、中畑さん)の機微がわかってきた。

ぜひ、「津軽」も読んでみたい。

 

読むのが先か、訪ねるのが先か?

 

「庭」という作品もある。

同じく津軽の実家で年の離れた長兄と「庭の草むしり」を手伝っている時、

「太閤秀吉と利休」についてやりとりだけの話だ。

利休が好きとかそうでもないとか…

 

このような短編を読んでいくうちにだんだん嵌まり込んでいく。

とりあえず、「津軽」と「太宰治全1」を取り寄せました。

走れメロス
  • 三樂文庫No:084
  • 著者:太宰 治
  • 出版社:新潮社
  • 発行日:昭和42年7月10日

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文章・写真: 三樂編集部